キレイにアプローチショットが決まってグリーンにドスン!
ホントに気持ちイイ瞬間ですよね。
グリーンに着いたら真っ先にボールとカップの距離を確認して「ニヤッ」
と同時に、忘れてはいけないのが「ピッチマーク(ボールマークは俗称)」の修復です。
グリーンフォークを使った正しいピッチマークの修復方法を解説しますので、しっかり覚えておきましょう。
パットのライン上のピッチマークは直してOK?
ゴルフのルールは複雑で、グリーンの状態を改善する行為の中には禁止事項も含まれます。
ただし、ピッチマークの修復はライン上であってもOK。
スパイク跡などの修復は認められていませんが、ピッチマークの修復はむしろ最低限のマナーと言っていいでしょう。
自分のパットのみならず、他人のプレーを妨げないためにもライン上か否かを問わず、ピッチマークは見つけたら修復する癖をつけましょう。
なお、自分のものではないピッチマークに関しても見つけ次第修復するのがベターです。
同伴プレーヤーのアプローチやパットを待っている間の隙間時間を使って積極的に修復し、紳士のゴルフを心がけましょう。
グリーンフォークの正しい使い方
ピッチマークを修復するためのアイテムである「グリーンフォーク」。
意外と正しい使い方を知らないゴルファーもいますので、改めて学んでおきましょう。
①ピッチマーク脇にグリーンフォークを刺す

ピッチマークの脇、3~4センチ離れた位置に、グリーンフォークを少し斜めにして深く刺しこみます。
②グリーンフォークの先端を支点に中央側へ倒す

グリーンフォークの先端を支点にするイメージで、フォーク全体の面で土を中央に寄せるように傾けましょう。
③2~3方向から同様に土を寄せる

さらに違う方向からも、同じようにグリーンフォークを刺して土を中央へ寄せましょう。
ピッチマークの深さにもよりますが、だいたい2~3方向で凹みがなくなるハズです。
④パターの底面で軽く均す

最後に表面の凸凹をパターの底面などで軽く叩いて均したら完了です。
【注意】土を持ち上げてはいけない!!!

グリーンフォークの正しい使い方を知らないゴルファーが一番間違える方法がコレです。
土を持ち上げてしまうと、芝の根がブチブチと切れてしまいキレイな芝の成長を妨げてしまいます。
土は「持ち上げる」のではなく「寄せる」のが正解ですから、間違えないように注意しましょう。
このような「紳士のマナー」は、自分だけではなくゴルフを始めたての初心者へも積極的に教えてあげてください。
ゴルフ場のコンディションを良好に保つのはゴルフ場スタッフだけではありません。
一人一人のゴルファーの意識が美しいゴルフ場を維持するために必要不可欠です。