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初心者が買ってはいけないゴルフクラブとは?正しい選び方、教えます。

ゴルフクラブ・ゴルフ道具

ゴルフを始めるにあたって、まず必要になるのが「ゴルフクラブ」です。

ドライバーやパター、アイアンといった用語は初心者でも何となく聞いたことがあると思いますが、いざ買おうとすると選び方がわからない。

ということで本記事では、初心者がゴルフクラブを買うにあたってどのようなことに気を付けるべきなのか、買うべきゴルフクラブ、買ってはいけないゴルフクラブとはなんなのかを考えていきましょう。

 

ゴルフクラブの種類

ゴルフクラブには適した飛距離や用途によって多数の種類が存在し、これらを使い分けてプレイしていくことになります。

まずは種類について書いていきましょう。

 

『ドライバー』(1W:一番ウッドとも言う)

構成の中で一番飛距離に特化したクラブのカテゴリを指します。
ウッドという呼び方はもともとヘッド部(ボールをHITする頭の部分)が木製だったことに由来しますが、現在ではほぼ100%金属製ですね。

用途はティーショット(ホールのスタートの1打)に限定され、ボールをティーアップ(ティーにボールをセットした状態)して使います。
(「直ドラ」というフェアウェイからティーアップせずに打つショットもありますが、初心者には関係ない技術です。)

『フェアウェイウッド』(3W/5Wなど)

ドライバーの次に飛距離を期待できるクラブのカテゴリを指します。
ドライバーよりも飛距離を抑えて打つ必要があるとき、もしくは2打目以降のフェアウェイからボールをより飛ばしたいときに使います。

1打目であればティーアップ出来ますが、2打目以降はティーアップなしで打つことになります。
ただでさえクラブ長が長くヘッドの上下幅が狭い「難しいクラブ」ですので、しっかり打てるようになるには他のクラブに比べてもより多くの修練を必要とする場合が多いでしょう。

『ユーティリティ』(4U~7Uなど)

ヘッドが膨らんだウッドのカテゴリに近いですが、クラブの長さや重さが抑えられて打ちやすさを重視したのがユーティリティです。

ユーティリティというカテゴリのクラブが定着したのもここ10年前後のことで、先に述べたフェアウェイウッドではライ(足場や芝の状態)の都合で打つのが難しく、次に述べるアイアンでは安定して距離を出しづらい長距離を打つ場合などに使用する「お助けクラブ」の意味合いが強いクラブです。

初心者としても「距離は出したいけど長いクラブは苦手」というケースで手に取る機会が多い重要なクラブになるでしょう。

『アイアン』(5I~9Iなど)

中~近距離を幅広くカヴァーするため最も多くの番手を揃えて使用するクラブのカテゴリがアイアンです。
一般的に「7Iがスイングの基本作りに良い」「9Iの飛距離はドライバー飛距離の半分が適正」などゴルフの基本形を形作る中核を成し、実際のコースでも使用頻度が高いクラブです。

練習場で最も振るクラブであり、ゴルフをプレーする上での基準として重要視するクラブでもあります。

『ウェッジ』(PW/AW/SWなど)

アイアンよりも飛距離が短く、主にグリーン周りの短い距離を正確に打つためのクラブカテゴリがウェッジです。
番手の名称もPW(ピッチングウェッジ)、AW(アプローチウェッジ)、SW(サンドウェッジ)というように用途がそのまま名称になっています。

他のクラブよりもロフト角(ボールに対してHITするフェイス面の仰角)が大きいためラン(ボールが落下した後の転がる距離)が出にくい性質があり、狙いたい距離を正確に飛ばす精密なショットに使用します。

また、グリーン周りの傾斜などの地形に応じて低く打ち出したり高く打ち出したり、一本のクラブでも多数のショットを使い分けることが出来るテクニカルなクラブとも言えます。

『パター』(PT)

グリーン上からカップを目指してボールを転がすためのクラブカテゴリです。
また、用途がグリーン上だけとはいえ、最終的な総打数の1/3前後はパターで打つことになるためスコアメイクの観点でもとても重要なクラブです。

ヘッドやシャフト、グリップの形状など特殊なものを含めると同じパターでも種類は多岐にわたり、種類によってスイング方法も微妙に異なってくるという特殊なクラブでもあります。

 

クラブ構成を考える

プレイに使用できるゴルフクラブはルール上『14本まで』と決められています。
この14本という制限の中で、1ラウンド18ホールを周るために幅広い距離や用途に対応したクラブを揃えておくわけです。

一般的には対応距離の長い順に
『1W/3W/5W/5I/6I/7I/8I/9I/PW/AW/SW/PT』の12本を基本とし、残りの2本で苦手な距離を補うような構成にするのが望ましいでしょう。

特に初心者は長距離が苦手であることが多いため、しっかり打つのが難しいウッドとロングアイアン(5W~5Iあたり)の対応距離に比較的扱いが易しいユーティリティを配置することをおすすめします。

ただしゴルフクラブは1本1本が高価であり頻繁な買い替えが難しい場合が多いので、最初のうちは基本的な構成の12本で始め、ある程度自分の距離に対する得意不得意が見えてきてから必要な2本を買い足すイメージでも問題ありません。

 

初心者が買ってはいけないゴルフクラブとは!?

買ってはいけないゴルフクラブ

ゴルフクラブの基本的な種類や構成について軽く触れたところでいよいよゴルフクラブを選んでいくわけですが、一般的に販売されているゴルフクラブの中には「初心者が絶対に買ってはいけないゴルフクラブ」が存在します。

まずはこの買ってはいけないゴルフクラブを頭に入れておいてください。

 

1,クラブをバラバラに買い揃えてはいけない

安いゴルフクラブを探してショップを梯子していると、中古ショップでワゴンセールされているバラの安いクラブを目にすることがあるでしょう。

しかし、初心者がゴルフクラブをバラバラで買い揃えていくことは絶対におすすめしません。

なぜなら、クラブにはそれぞれ重さやバランスなどの細かいスペックがあり、パターを除くすべてのクラブが対応飛距離だけではなくすべてのスペックで階段状に並んでいる必要がある為です。

長さ、重さ、バランスが階段状に並んだゴルフクラブは番手を変えても同じスイングで振ることが出来ますが、この「階段状」が崩れていると、番手を変えるたびにスイングの細部に微調整のための歪みが発生してしまいます。
この微調整を無意識のうちに繰り返していると正しいスイングが身につかないばかりか、誤ったクセが身についてしまい後々矯正のために膨大な努力と時間を費やすはめになってしまう可能性が高いんです。

市販のクラブには最低限の本数がまとまってセットになったものがあります。
このクラブセットはメーカーがバランスを考えて構成しているものなので、クラブセットとして販売されているものであればよほどひどいバランスのものにあたってしまう可能性は低いと言えるでしょう。

なお、フルセットでの購入が難しい場合も同メーカー同シリーズのゴルフクラブで揃えることを意識すればバランスの崩壊は避けられますが、シャフトの硬さなど初心者では判断しづらい違いが多々ありますので注意は必要です。

 

2,無名メーカーの激安セットは買ってはいけない

ゴルフクラブはある程度高い値段がします。
そして、なるべく安いものをと探し始めると、ネット上には驚くような安さの無名メーカー製クラブセットがたくさん売り出されています。
でもこの激安無名クラブセットは絶対に買ってはいけません。

なぜそれらのクラブセットが桁外れに安いのか、それは粗悪品だからに他なりません。

ゴルフは非常にセンシティブなスポーツであるため、間違った道具は確実に上達を妨げます。
さらに品質が十分でない激安クラブは耐久性の面でも大きく劣ります。
人前で金属製の棒を力いっぱい振り回すわけですから、万が一にも事故があってはいけないのです。

中には本当に質が良い割安のクラブがあるのかも知れませんが、真贋を見極められない初心者は絶対に手を出してはいけません。

 

3,オーバースペックのアスリートモデルを買ってはいけない

ゴルフクラブを選ぶとき、有名プロと同じモデルが欲しいと考える方も多いでしょう。
またはゴルフを教えてくれる友人に「若くて力があるんだから最初からハイスペックなクラブを買うべき」と言われた方もいるでしょう。

しかし、初心者がいきなりハイスペックなアスリートモデルのゴルフクラブを買うことはおすすめしません。

ゴルフクラブのハイスペックモデルは、一般的に扱いの難しさと比例します。

例えば、アスリートモデルは強力なスイングパワーとヘッドスピード(スイング時のクラブ先端部のスピード)を最大限に飛距離に活かすためクラブ全体の重量が固め且つ重めにセッティングされています。
れをスイングがきちんと完成されていない初心者が使うと、シャフトのしなりを利用することが出来ずに飛距離が出ず、それでも力任せに振ろうとして余計な力が入ってしまい、正しいスイングが身につくのを妨げてしまうでしょう。

また、アスリートモデルは大概の場合ヘッドが小さく設計されています。
これは長い芝でも確実にヘッドを振りぬきやすくするためであったり、右へ左へとコントロールショットを打つ際の高い操作性を実現するためです。
そして小さいヘッドはスイートスポット(ボールを捉えるべき「芯」)も小さくなってしまうという側面もあります。
高い技術があれば狭いスイートスポットは高い精度を生み出しますが、その技術が無い初心者ではそもそもろくにボールを打つことすら出来ないでしょう。

このような理由を無視して無理にハイスペックモデルを買っても、上手く打てない、上達しないという症状に悩まされ、挙句の果てにゴルフが嫌いになってしまうことすらあるのです。

ある程度のゴルフ経験者にショップに同行してもらった際に「オーバースペックを買うべき」論を繰り広げる方は結構いますので、間違った理論に騙されないように注意してください。

 

初心者が本当に買うべきゴルフクラブとは?

では、初心者が本当に買うべきゴルフクラブとは何でしょうか。

 

最初は「お下がり」のゴルフクラブが絶対におすすめ

極論、ゴルフを始めたての初心者はゴルフクラブを買うこと自体が間違いです。

そして、最初は『誰かのおさがり』で始めてみるのが最もおすすめです。

ただし、借りるだけだと頻繁に借りたり返したりが発生してしまい、同じクラブで練習に打ち込むことが難しくなる場合がありますので注意してください。
きちんと同じクラブで練習出来てはじめて腕前が上達し、自分にとってそのクラブが合っているかどうかの判断材料になります。

お下がりのゴルフクラブに辿り着く方法として確率が高いのはゴルフの先輩に探してもらうことです。

ゴルフ歴が長い人の中には定期的にクラブを買い替える方が絶対いますので、手元に使っていないゴルフクラブセットが余っていることが多々あります。
そしてゴルフを愛する方は大概「世話好き」ですから、自分が愛用したクラブを後輩に譲ってゴルフ好きを増やしたいと思っている方は結構います。

ゴルフ好きであればあるほどお下がりのクラブとは言えスペックや構成がしっかりしている場合が多いので、いきなり右も左もわからない状態で高価なクラブを買うよりはずっと安心感があります

さらにお下がりを譲ってもらう場合、もしくは長期で貸してもらえる場合はゴルフクラブのスペックを気にする必要もありません。
多少古いモデルでも、多少オーバースペックなモデルでも、ある程度使いこんで「自分に合ったゴルフクラブ」のイメージが出来たら買い替える前提での一時的な使用ですから、ベストである必要な全くないんです。

これらのことから、お下がりのゴルフクラブは正しいゴルフクラブを選ぶためのステップとして最適な選択肢であると言えるのです。

 

有名メーカーの型落ち品もしくは中古品のゴルフクラブセットがおすすめ

お下がりのゴルフクラブで自分に合ったゴルフクラブのイメージが出来たら、もしくはお下がりが見つからずにやむを得ず購入するとしたら、その場合は有名メーカーの型落ちや中古のゴルフクラブセットを選びましょう。

テイラーメイド、キャロウェイ、スリクソン、タイトリスト、ミズノなど、ゴルフについてちょっと調べ始めただけで名前が挙がる有名メーカーは多数あります。
そのほとんどは、『より広いプレイヤー層をカバーする一般的なモデル』『上級者向けのハイスペックモデル』の両方をリリースしています。
ちなみに『初心者にもおすすめできるモデル』はあっても厳密に『初心者モデル』というものは存在しませんのでご注意を。

このうち前者の『一般的なモデル』を選べばまずは間違いありません。
基本的な品質はメーカーそのものがバックボーンとなりますので信頼に足るものです。

なお、この有名メーカーの中でどれを選ぶべきかについては、正直インスピレーションでいいと思います。
ロゴがカッコイイ、有名選手と同じメーカー、など理由は何でも構いません。
初心者のうちはメーカーごとの性能の特色を感じ取ることは不可能です。
頑張って試打会などに参加しても違いは判らないでしょう。
強いて言えば、メーカーによっては同じ『一般的なモデル』でも設定がよりアスリート向けな場合などもありますので、気になるようであればショップへお尋ねください。

このサイトで敢えておすすめするのであれば『テーラーメイド』です。
理由は、総販売数が多いため相対的に中古在庫が多く、状態の良い割安な中古に巡り合える確率が少しだけ高いから、ですね。

 

ゴルフパートナーでテーラーメイドの中古を探す

 

型落ち品や中古品を進める理由は少しでも購入価格を抑えたいからです。
これから始めるゴルフというスポーツが本当に自分に合っているかもわからず、長続きしなければ出費は無駄なものになりかねません。

もしもゴルフそのものが自分に合っていて腕前がある程度上達すれば、その時に改めて
「もっとこういう性能のクラブが欲しい」
という希望が具体的にイメージできるでしょう。
早い人で1年も経てばスコアは100を切り、少しづつクラブの微妙な性能差を意識できるようになってきます。
どうせそのタイミングで買い替えるんですから、最初は品質さえしっかりしていれば中古品で構わないのです。

型落ち品、中古品といっても性能は問題ありません。
最新の技術でクラブは随時進化していますが、これはあくまで「一定以上の腕前」を前提とした性能の進化です。
5年前後の進化であれば初心者がプレイする上では全く性能差は影響しないでしょう。
ただし、10年以上も昔のクラブで素材そのものが違う場合などは求められるスイング技術が異なってくる場合があります。
古すぎるものだけは安くても避けるようにしてください。

 

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新品のゴルフクラブを安く買う裏技

実は一点、新品のゴルフクラブを安く買う裏技もあります。

それは、『USモデルを購入する』という手段です。

輸入販売サイトを利用すれば普通の通販のように購入することが可能で、日本モデルを購入するよりも値段がグッと抑えられる場合が多いんです。

ただし、一点注意すべきは「日本モデルとは若干の違いがある」ということ。

USモデルは当然海外向けに作られているものですので、海外の方の体型やパワーに合わせたセッティングがされていることが多くあります。

具体的にはライ角(シャフトとヘッドの折れ角)が若干強かったり、シャフトに日本モデルより重いものを使っていたり、少しシャフトが長かったり、という違いですね。

事前にメーカーホームページで詳細なスペックは確認できますし、平均的な身長もしくはそれ以上の方であれば違和感なく使用することが出来ると思いますので、日本モデルにこだわらなければ割安で新品モデルのクラブを手に入れることが出来ますよ。

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